FITS2016に参加してきた #FITS_2016


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今年で3回目になるFITS。初回、2回目と登壇側で参加してきましたが、その縁あって今回はスタッフとして(ほぼ何もできなかった)参加してきました。

今年のFITSはこれまで以上に非ITの人たちに集まってもらいたいという趣旨あり、数多くのテーマが展開されたものでした。

「これから先、人が創るもの、テクノロジーが創るもの」

若林さんの独特な喋りのキーノートでスタートした今年のFITS(実際は佐々木会長のカンニングしまくり挨拶からスタートでしたけど)。
若林さんのキーノートの中で非常に印象的だったのが、「市場、市場ということは、僕は考えませんと言っているようなもん」という内容の言葉。
新しい価値や感覚を作り出そうとするならば確かにそこには市場はないわけです。市場を待っていたらそこに「新しい」は存在しない。

そしてその「新しい」を作り出すときに必要なものは、市場ではなく教養であり哲学であり・・・という話だったと感じています。

僕は正直、教養とか哲学とかに対してきちんとした回答をもっているわけではありませんが、なにか情熱というか思いというか・・そのあたりの熱的なもののように感じました。
市場を見すぎている人との会話の中には、僕もこれまで熱を感じたことはありません。この熱が大切だと改めて感じさせられたセッションでした。

熱があれば伝わるけど市場だけだととどまったまま。

そんな感じでしょうか。。。

「さくらのインターネット理論」

インターネットの歴史というものを非常にわかりやすく講義を受けた感じがしたセッションでした。
もし、歴史の教科書があればこういうのなんだろうなという感じ。何気に触れているインターネット、そしてそのインターネットの技術が知らないところでどのように進化してきているのか。人が使えるようになるためにはどれほどの革新があり成り立っているのかを垣間見ることができました。

これまでとこれからをお話しされたのですが、自分が「これまで」をしっかり把握できてないことを感じ、その中で「これから」を語るとやはり薄くなるのだろうなという自戒も。

個人的にはセッションというよりは授業な感じで新鮮でした。

あと・・・、正直にいえば、江草さんには度肝を抜かれました。いろんな意味で。

「テクノロジーを制するものが観光を制する」

観光・インバウンドという今の自分の仕事には直接は影響しないものの、現状の話を分析的な視点で教えてもらったような感じをうけるセッションでした。
主にアジアの観光客の話が多かったように感じますが、その観光客がどのような視点でどのようなツールを使いながら、そしてどのような制約のもと情報を得て消化しているのかを非常にわかりやすく説明してくださった印象です。

IA的な言葉でいうとコンテキストでしょう。日本にいるだけでは、感じることができないコンテキストを教えてもらったようで直接は関係ないものの、
ユーザーを見るというのは想像だけでは無理で、しっかりその環境に自身を投じ知識を得た上で行わなければならない。

UX文脈でいうエスノグラフィにつながるものではないかと感じました。

「これからのデザインの役割」

前回に続いてご登壇いただいた長谷川さん。僕にとっては、憧れの一人であり襟を正して聞かせもらいました。
デザインとは何か、デザインするとはどういうことかを体系立てて説明してくださった印象です。

昨年の復習も含まれていましたが、改めてデザインという言葉の幅の広さ、デザインという言葉の本来の意味というのを体験したと言ってもいいでしょう。

今回参加した多くの人が体験した「人は見たいものしか見ない」というもの。
これには、果たしてどのようなトレーニングが必要なのだろうかと考えるきっかけをもらった気がします。
これから僕のひとつの課題です。

「ゲームとITは未来にどう変化を与えてくれるのか?」

ゲーム市場における未来を知ることができました。ゲームは正直なところ僕は非常に縁遠いコンテンツです。
しかし、興味がないわけではないので非常に楽しいトピックでした。

過去の背景を織り交ぜながらのトピックは懐かしさとともに今後のすごさを感じるものでした。

実は、懇親会の二次会で少し平林さんとお話しさせていただくことができ、ある企業の戦略について僕の感じていることをお伝えし少し議論と教授を得たことは非常に面白い体験でした。

「あなたの生活に寄り添うテクノロジーとAI」

最後のセッションはまさに寄り添うテクノロジーについて。
テクノロジーの発展に伴う、怖さみたいなものはどこにも存在しますが、その怖さというのは無知からくる恐怖であることを感じました。

僕は昔あるプランナーに「WebとかITはまだまだだ」「車は昔は技術のある人しか乗りこなせなかったが、今は誰でも簡単に乗ることができる。そこに車のテクノロジーを感じながら乗る人はいない。しかし、WebやITはまだテクノロジーを感じる。まだまだだ」と言われたことがあります。

それに対する答えを得る機会になったような印象を受けました。

最後に

今回のテーマの中に、「テクノロジーはもう未来の話ではなくすぐ隣にあるもの」というものがありました。

まさに今回の話全般に言えることで、今の我々のすぐ隣にはテクノロジーがあります。
そのテクノロジーを感じる必要については人それぞれなのでしょうが、知ることができるか否かでその振る舞いは大きく変わることだと思います。

庄司さんが言ってた、

テクノロジーは、別に悪いことをしようと思って生まれたものではなく、人の生活をよくしようとして生まれたものがほとんどです。

はまさしくそうで、それをきちんと知ることで自身の振る舞いが変わってくるはずです。

今の自分たちの横にあるテクノロジーをしりましょう。

そんなメッセージを感じるFITSでした。

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